1954-11-24 第19回国会 衆議院 大蔵委員会 第80号
○島崎参考人 お答えいたします。日銀取引の十三行、それから他店為替をやつているのが二十五行、これは現在もその通りでございます。日銀取引をしている十三行といいましても、これは単に当座取引だけでございまして、国税歳入代理店その他貸付についてもまだ結ばれていないのでありまして、国税歳入代理店にしても現在一行、近々に二行ぐらい取扱うようになれるかと思いますが、そういうような状態で、資金の借入れということについては
○島崎参考人 お答えいたします。日銀取引の十三行、それから他店為替をやつているのが二十五行、これは現在もその通りでございます。日銀取引をしている十三行といいましても、これは単に当座取引だけでございまして、国税歳入代理店その他貸付についてもまだ結ばれていないのでありまして、国税歳入代理店にしても現在一行、近々に二行ぐらい取扱うようになれるかと思いますが、そういうような状態で、資金の借入れということについては
○島崎参考人 お答えいたします。ただいまのところは、大蔵省、日銀に対して、こういう点について考慮してもらいたいと、よりより話はしておりますが、日銀はなかなか応じておられない、また大蔵省もまだ積極的な交渉に入つておられない状態で、われわれとしてはこういうデフレの時期において、この指定預金をいつまでもふらふらさしておくことはいかがかと存じますし、また一方日本銀行としましても、現在の金融情勢からして日本銀行
○島崎参考人 さしあたつて年末金融と一般的な中少企業金融と二つにわけてみたいと思うのですが、最近の情勢は、われわれから見れば、中小企業者、零細企業者ともに資金的には相当行き詰つて来ておるのでありまして、この年末にかかつてどういうふうな対策をとるかというのがわれわれ業界としても問題になつて来ておるのでありますが、ことしの対策として多少違つたものは、これはもちろん相互銀行全体が、各行全部やつて行くこともいろいろな
○島崎参考人 第一番の、最小限度どのくらいあればいいか、それから相互銀行の方には相当規模の小さいものがあるが、今後の問題についてどう考えるかという点でありますが、実際われわれもその点同感でございまして相互銀行になつてから大体政府は十幾つ新しく免許をしておられる。これは初めは五十六であつたのが、現在七十になつておる。従つて相互銀行の中でも、もつと企業の合理化をはかるためにも、ここである程度整理というものを
○島崎参考人 第一番の御質問は、結果的に見れば期間が短かくなる、それから相互掛金に切りかえて行けば、ある程度やはり金利を引上げる結果になりはしないかと思うんです。ただ取引者の回収の点から見た場合には、やはりある程度そういうふうにすることがかえつてよくはないか、できるだけ多くのお客に資金をお貸しできるようにするということで、ある程度期間を短縮するとか、それから相互掛金の方は結局短縮にはなりません。ならないが
○島崎参考人 ただいま御紹介いただきました島崎でございます。 相互銀行は御承知の通り中小企業の専門金融機関でございますが、日本銀行並びに普通銀行の昨年の秋からの金融引締め、これが中小企業者に非常に大きく影響をいたしまして、その結果は一応お手元に差上げました数字によつて大体御説明いたしたいと思うのですが、まず預金面でございます。中小企業者の金融難、これが強く影響いたしましてその反映として資金が思うように
○島崎参考人 ただいまのお話、私も二、三耳にしたことも実はございます。それは結局は、公庫の資金の貸出しについての事務のふなれの点等、それからわれわれに割当ててもらつた金額が非常に少い、こういうものが重なつたり、あるいは中には、結局ある程度それによつて預金の増強をはかろうかというような自分の銀行の金を出すのと同じような考えを持つた人もあるのではないか。この点は実は公庫からも注意がございます。そういうわけで
○島崎参考人 ごもつともでございまして、相互銀行は普通銀行と違つて大口の貸付をしてはいけない、これは法律にもございまするし、また法律だけでは不十分で、大蔵省からも大体一人に対しては一千万円を目途として、それ以上の大きな貸付はするなという通牒も行つております。それから全国の相互銀行の一件当りの貸付の平均を見ましても、大体十六万七千円ということになつておりまして、今日二千九百億の金を融資いたしておりますが
○島崎参考人 相互銀行の最近の状況を簡単に御報告いたし、同時に今後またお願いすることをお聞き願いたいと思います。 銀行の金融引締めで中小企業者が非常に大きな打撃を受けている。その結果、今まで相互銀行に取引をしなかつたお客さんが相当殺到しております。銀行の方はなるほど引締めておられるが、先ほどもお話があつたように、反面には結果的には日銀への出入りがふえておる。それをもつと詳しく申しますと、結局日銀からの
○島崎参考人 お答えいたします。そういう事態がないことをわれわれは常に心がけておりますが、もしそういう状態が万々一来たという場合に、どういう態勢をとるかという点でございますが、私たちは日ごろそういう点について、取引普通銀行、それから究極は日本銀行にこれを頼むという心構えで、日常から経営の内容を、日本銀行の本支店とよく連絡をとつて、批判を受けている。それで最悪のときは、日本銀行が必ず救済するという意向
○島崎参考人 ただいまの御質問に対してお答えいたします。内国為替の問題は、前々の国会で皆さんに非常に御努力願いまして、その後おかげをもちまして、この為替の認可は大体店内為替と他店為替の二つにわかれておりますが、店内為替については、今日では各銀行大部分がすでに認可になつております。それから他店為替につきましては、現在認可になつているのは七十行のうち十七、八行でありまして、残る銀行も極力内部の整備態勢に
○参考人(島崎政勇君) 大変遅刻をいたしまして申訳ございません。大体先ほど安武さんからお話の通り、我々の行き方としまして、この今度の公庫の資本金が、資金が非常に少い。これも併し初めのうちは止むを得ないと思いますが、現在の中小企業の金融難が今後も、これはいつまでも続くと考えられますので、これは機会あるごとにこの資本金を増額、その他政府からの資金を導入されて、ますます大きくなられるようにお願いいたしたい